【開催レポート・厚生労働省へ要望書提出】コロナ禍に認知症患者とケアラーと高齢者施設職員が一緒に過ごす方法を話し合い、厚生労働省へ提案しませんか?

去る9月20日、ZOOMイベントを開催しました。

元ヤングケアラー•若者ケアラー•地域包括の方々に参加していただき、「コロナ禍の面会、交流方法」を話し合いました。

高齢者施設や病院に面会基準を設ける、玄関で面会可能な方法など斬新なアイデアが飛び出し盛り上がり、気がつけば予定時間より30分長い2時間話し合いました。

9月27日、コロナ禍の高齢者施設・病院の面会実施アップに関する要望書を厚 生 労 働 省 老 健 局 高 齢 者 支 援 課、 厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課 、厚 生 労 働 省 老 健 局 老 人 保 健 課に提出致しましたので、ご案内致します。

今後ともよしてよせての会をよろしくお願い致します。

コロナ禍の高齢者施設・病院の面会実施アップに関する要望書

令和3年 9 月 27日

厚 生 労 働 省 老 健 局 高 齢 者 支 援 課、 厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課 、厚 生 労 働 省 老 健 局 老 人 保 健 課  御中

   団体名:よしてよせての会

メールアドレス:shingo37.01@gmail.com

代表者氏名:奥村シンゴ

コロナ禍の高齢者施設・病院の面会実施アップに関する要望書

私は、介護作家・メディア評論家・ヤングケアラー・若者ケアラー・就職氷河期ケアラー介護政策提案・就業サポートコミュニティー「よしてよせての会」代表の奥村シンゴと申します。

一般財団法人あなたの医療(https://sukoyaka.org/report/2020/11/05/report_3/)の調査では、医療機関の面会実施状況は、停止72%、できる20%、無回答8%。また、オンライン面会は、実施が16%、実施していないが84%となっています。

新型コロナウイルス感染対策のため、高齢者施設や病院に入所・入院中の本人に長期間会えない状態が続き不安や心配が家族の声が後を絶ちません。

私は、30歳過ぎからガンや精神疾患の母親や認知症祖母を在宅・施設介護合わせて9年が経過します。

祖母は2年前、「重度認知症」で精神科病院へ入院後、転院を繰り返し今春、「壊死性軟部組織感染症」を患い急性期病院で治療後一般病院の障がい者病棟に入院。母親は脳梗塞・大腸ガンを患い、1年前から原因不明の腹痛に悩まされ、今夏精神科病院へ医療保護入院しました。祖母とは一切会えず、面会はタブレットで母親と1度10分間できただけです。母親は、入院前と比べ不活動性により自立歩行からほぼ寝たきり状態になりました。

厚生労働省によれば、2回目のワクチン接種完了率は、日本国民の55.8%、65歳以上は88.8%に達しています(9月23日現在)。ブレイクスルー感染やワクチン未接種患者を考慮しても、オンライン面会実施の増加や対面面会の再開の普及を希望します。

去る9月20日、「よしてよせての会」にて、元ヤングケアラー・若者ケアラー・地域包括支援センターの者と私で話し合った結果、以下の面会方法を要望致します。

つきましては、下記のとおり要望いたしますので、ご配慮を賜りますようお願い申しあげます。

敬具

1.面会感染基準の徹底

高齢者施設や病院でオンラインを中心とした面会実施状況が異なっており、入所・入院する施設によって本人や家族に差が出ているのは問題です。そこで、一律の面会感染基準レベルを設け、レベルによって極力「対面面会」どうしても無理な場合は「オンライン面会」を希望します。 面会可能レベルは、都道府県毎の新規感染者・重症者・死者数、病床逼迫具合、保健所の逼迫具合、自宅療養者の人数を総合的に判断し、レベル1からレベル5まで5段階に分けてください。そして、患者・利用者とその家族に情報開示してください。
2.ガラス越し面会であれば可能な施設や病院がある

ある療養型病院では、上層階の患者の病棟ベッドを1Fに降ろして、ソーシャルディスタンスをとり面会を実施しています。また、「ガラス越し面会」は、病院の玄関とは別病棟の玄関で実施し、週1回・月1回と回数を決め平日限定であればコロナ感染対策予防やマンパワー不足の問題を最小限の上で実施できるのではないかと考えます。「オンライン面会より本人の顔や表情がわかる窓ガラス越し面会」がオンライン面会に比べ、患者本人や家族に安心感がある、フレイル予防につながるという声を多く聞きますので検討してください。
3.対面・オンライン面会の普及

ある高齢者病棟では、パーテンションで仕切りを設けて実施しているところもあります。面会場所は、ロビー・待合室・受付以外の玄関先などです。 また、オンライン面会に関しても実施率16%は低すぎます。報道では、大半の都道府県において、緊急事態宣言が解除され10月には行動緩和実証実験も実施されると聞いていますので、オンライン面会実施のハードルは今までより低くなるのが予想されます。なお、高齢者施設・病院によって回数や時間がまちまちですので、ある程度統一してください。 コロナ対策・マンパワー・施設設備・今冬の季節性・患者や利用者が操作や面会の意味が理解できない、個人情報保護で難しい面もあると思います。できるところから初めていただきたく思います。

以上

よしてよせての会ZOOMイベント

Follow me!

投稿者プロフィール

奥村シンゴ
奥村シンゴ
兵庫県出身。介護作家、メディア評論家、「よしてよせての会」代表。神戸学院大学法学部法律学科卒業後、株式会社CSKマーケティング(現在、SCSK株式会社)で放送・通信業界の営業職などを経験。32歳から認知症祖母や精神疾患・ガンの母親の介護を経験し、「介護」、「メディア」をテーマに執筆・講演・出演。単著『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』はジュンク堂書店1位、みんなの介護の連載249回、介護専門誌日総研認知症ケアの連載は4年目、読売新聞・朝日新聞・共同通信・政治家・自治体講演、ラジオなど掲載・出演延べ400を超える。